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刈羽郡総合病院で、原子力防災訓練行われる

2010/11/15

11月5日、刈羽郡総合病院で原子力防災訓練が行われました。この訓練は、原子力発電所で万が一事故が発生した場合に、適切に対応できるように実施したもので、県、地元行政、東京電力、その他の防災関係機関、地域住民が協力した大規模な訓練でした。

原子力発電所は、トラブルや事故が発生した場合には、何重もの安全装置が機能し、放射性物質が外部へ大量に放出されることのないように設計されていますが、訓練ではより実践的に行う目的から、安全装置の作動に失敗し、放射性物質が外部に放出される事態を想定して行いました。また、今回は豪雪のもとで原子力災害が発生するという「複合災害」のシナリオで進行しました。

刈羽郡総合病院の訓練は、発電所内で負傷し放射線物質で汚染された患者の受け入れ要請の電話を東京電力から受けるところから始まり、搬送された患者に対して身体汚染検査、医療処置を救急外来にて行いました。本番さながらの緊迫した現場で、参加した職員らは真剣な表情で取り組んでいました。医師や看護師、放射線技師をはじめとした医療チーム、事務部、東京電力のスタッフが協力して訓練に取り組み、職種を越えた連携を垣間見ることができました。

訓練に参加した根立看護師は、「病院ではこの訓練のために事前学習や練習をしてきた。段取り、処置物品の準備、打ち合わせ等を入念に行ってきたことで、訓練本番では混乱もなく無事に進行することができた。汚染区域や放射能汚染についての理解は大切だと思う。」と述べました。

原子力発電所がいかに安全に設計されているといっても、中越沖地震での火災を始め、万が一の事態がいつ起こるかわかりません。今後も非常事態に備えた訓練が重要だと感じました。

訓練の様子