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内藤眞医師 米百俵賞受賞の言葉

2014/07/11

米百俵賞を受賞して

ミャンマーの医療を支援する会   内藤 眞

2014年6月15日(日)午後、長岡市で「米百俵デー市民の集い」が開催され、第18回米百俵賞の授賞式が挙行されました。幕末に困窮した長岡藩への見舞いとして贈られた米百俵を食べずに売却し、学校建設にあてた長岡藩重臣小林虎三郎の精神を称え、継承するために長岡市が米百俵財団を設立し、人材育成に貢献した人に米百俵賞を授与しています。今年の受賞者には私が選出されました。身に余る光栄に存じます。

会場は「アオーレ長岡」のアリーナでした。会場には米百俵の説明や私の活動のパネルが展示されていました。関係者と市民数百人が出席しました。森市長の挨拶の後、選考委員会委員長からミャンマーでの医療支援、共同研究の中で人材育成を継続してきたことが私の受賞理由であるとの説明がありました。

森市長から楯と副賞100万円を頂きました。活動の助成金は何度か頂いたことがありますが、個人の賞として頂いたのは初めてです。私の活動を評価していただいたことを感謝し、このお金はミャンマーの医療支援のため、ミャンマーのパートナーと相談してもっとも有効に使いたいと述べました。

14年間の活動の経緯と成果を50枚ほどの写真や表を用いて説明しました。14年のうち、初めの10年は軍政に抑え込まれた半鎖国状態の中での活動であり、最近の4年は民主化へ動き出した激動のミャンマーでの活動です。ミャンマー初となるインフルエンザの共同研究も定着し、新潟に招いた若手研究者も10名を数えました。教え子の留学生を相手に細々と始まった活動でしたが、人脈が広がり、思いもかけない成果をあげることができました。来年からJICAプロジェクトとして新潟大学を含む国立6大学の医療支援活動が始まります。私もそれに関わることになりましたが、これまでの経験を生かし、ミャンマーの医療がよりよいものになるために努力する決意を新たにしました。

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森市長から記念の盾をいただく。 記念講演。