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専門医志向の落とし穴

医療ガバナンス学会という学会があり、そこが発行しているメールマガジンがあります。その第114号に以下のような内容の文が載りました。 希少がんの一つである肉腫(詳細については不明)の女性患者で、発症後11年が経過、その間に … 続きはこちら…

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血圧計の話

日本高血圧学会から出されているガイドラインによれば、「収縮期血圧が140 mmHg以上、かつ/または拡張期血圧が90 mmHg 以上の場合に高血圧とする」とされています。皆さんが普段口にされる「上の血圧」とか「最高血圧」 … 続きはこちら…

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人工知能と医療

将棋においてコンピュータが人間のプロ棋士を破るという話題はかなり以前に報道されましたが、ゲームの中で最も難しいとされる囲碁において、負けるわけがないと思われていた人間の、しかも世界で一番強いとされるプロ棋士が、人工知能「 … 続きはこちら…

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がん治療における緩和ケア

前回のコラムで、大病院でがんの治療を受けていた患者さんが、種々化学療法で効果が得られず、担当医に「ウチではもうやることがないので、あとはホスピスなどで緩和を」と言われて途方に暮れ、がん難民となる、という話をしました。緩和 … 続きはこちら…

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がん難民を生み出すもの

前回のコラムでEBM(Evidence-based medicine~根拠に基づいた医療)の話をしました。ちょっと難しかったかもしれませんね。でもエビデンスのみにこだわると、表題に掲げたがん難民を生むことになりかねません … 続きはこちら…

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エビデンスとEBM

エビデンスというのは「証拠」とか「根拠」という意味です。EBMというのは「Evidence-based medicine (科学的)根拠に基づいた医療」のことです。皆さんも言葉くらいは耳にされたことがあるかもしれませんね … 続きはこちら…

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感情表出とコントロール

アンガーマネジメントという言葉をご存知ですか? アンガーは怒り、マネジメントは対処とか制御という意味です。日本アンガーマネジメント協会という組織があって、そこが「アンガーマネジメント大賞2015」というものを発表しました … 続きはこちら…

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7対1看護基準を取得します

前から申し上げているように、医療は「人と人」、いい医療を提供するためには「人」が必要です。しかし当院は仕事の内容に比し、医師、看護師、薬剤師などのスタッフが不足しています。少ない中でなんとかいい医療を提供しようとみんなが … 続きはこちら…

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自分で考える

皆さん、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。 長年女子サッカー界を牽引して来た澤 穂希選手が昨年末引退を表明、その最後の試合となった皇后杯決勝戦では、自らヘッディングシュートを決め、1対0で … 続きはこちら…

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「いい医療」を受けるために

平成23年4月に始めたこのコラムも、いよいよ100篇目となりました。ご愛読(していただいているかどうかはわかりませんが)に感謝申し上げます。 このコラムを書き始めたのは、混沌とした医療情勢の中で、皆さんに満足のいくいい医 … 続きはこちら…

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病気に対する差別意識

この11月から外科外来北側に化学療法センターをオープンしました。これまで、内科、外科、泌尿器科でバラバラに行われていたがんの外来化学療法を、一か所にまとめ、患者さんにより良い環境で治療を受けていただくためのものです。 と … 続きはこちら…

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外来棟を増築しました

外来棟増築工事が終了し、11月4日から運用を開始します。これまでの工事期間中、外科外来を受診された方および入院中の患者さんには騒音でご迷惑をおかけしました。お詫び申し上げます。 さて、増築された建物ですが、1階はがん化学 … 続きはこちら…

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イグ・ノーベル賞って…

今年のノーベル賞が発表され、大村 智氏が医学・生理学賞を、梶田隆章氏が物理学賞を受賞しました。地道にコツコツと努力を積み重ねて来られたことに対して、心より敬意を表します。 毎年有力候補に挙がっている作家村上春樹氏は、残念 … 続きはこちら…

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日本語を大切にしましょう

最近、ある企業では社内の公用語を英語にしたとのこと。また某大学医学部では、教授回診やカンファレンスを全て英語を使ってやっているそうです。私達の母語である日本語を使わずに、英語をコミュニケーションの手段とするメリットはどこ … 続きはこちら…

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産科医療崩壊の危機!

まず地域住民の皆様にお詫びをしなければなりません。先日当院のホームページに掲載いたしましたが、心ならずも当院での分娩を制限させていただかざるを得ない事態となってしまいました。 当院では年間350件前後のお産を2名の常勤産 … 続きはこちら…

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サマータイム ~時間を操作することの是非

皆さんは「サマータイム」をご存知でしょうか。欧米を中心に、夏の間、時計の針を1時間進めるという制度です。たとえば米国では、3月の第2土曜日午前2時(現地時間)に時計の針を1時間進めて3時とし、11月の第1日曜日午前3時に … 続きはこちら…

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人生の終(しま)い方

最近、「欧米に寝たきり老人はいない~自分で決める人生最後の医療」(宮本顕二・礼子 著、中央公論新社)という本が出版されました。超高齢社会における高齢者医療のあり方について、考えさせられる内容です。ご一読をお勧めします。 … 続きはこちら…

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年齢と時間感覚~ トシをとると、なぜ時間が速く過ぎるのか

トシをとるにつれて、時間が速く過ぎるようになった…、そうお感じになる方って、けっこういらっしゃるのではないでしょうか。 斯く言う私も、最近やたら時間の流れを速く感じます。たとえば、外来で1か月あるいは2か月ごとに受診され … 続きはこちら…

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地域完結型の医療を今後も維持するために

6月1日、JR浦佐駅のすぐ近くに魚沼基幹病院が開院しました。救命救急センターを併設する全354床(いずれ454床へ増床予定)の総合病院です。これに伴い、県立小出病院と県立六日町病院がそれぞれ魚沼市立、南魚沼市立の病院とな … 続きはこちら…

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なるほど、そうだったのか(その2)

以前のコラム(82)で「沈みゆく大国 アメリカ」(堤 未果 著、集英社新書)という書籍をご紹介しました。 保険会社が実権を握るアメリカ医療が様々な問題を抱えていること、そしてアメリカ国民を救うかと思われたいわゆるオバマケ … 続きはこちら…

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五月病(ごがつびょう)

皆さんは「五月病」という言葉をお聞きになったことがあるでしょうか。 4月に新たに大学に入学、あるいは就職し、「よーし、頑張るぞ」と意気込んでいた人が、5月のゴールデンウィーク明け頃からいわゆるうつ状態に陥ってしまうという … 続きはこちら…

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薬にまつわる話、アレコレ

先日朝日新聞が、「飲めずに『残薬』、山積み 高齢者宅、年475億円分か」と題する記事を報じました。 薬を飲んでおられる方は経験があると思いますが、いろいろな理由でつい飲み忘れ、何日分かが余ってしまうことがありますよね。私 … 続きはこちら…

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酒は百薬の長、されど万病の元

「酒は百薬の長」と言われ、実際に少量の酒(350mlの缶ビール1本、日本酒0.5合、ワイン130ml程度)を飲む人の方が全く酒を飲まない人よりも死亡率が低いというデータもあるようです。でも好きな方はこの程度ではすみません … 続きはこちら…

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北陸新幹線開業ブームの中での柏崎

3月14日に北陸新幹線が金沢まで開業、それに伴って他の鉄道各線にもいろいろな変更がありました。 北越急行ほくほく線とJR北陸線を経由して越後湯沢と金沢を結んでいた特急はくたか号が廃止となり、名称だけは北陸新幹線に引き継が … 続きはこちら…

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がんサロンのこと、再び…

人気アナウンサーの伊勢みずほさんが、自身のブログで乳がんの治療を受けておられることを公表され、新聞でも報道されました。 がんと告げられたときの動揺、その後の心の動き、抗がん剤治療のつらさ、そして支えてくれるご主人や周辺の … 続きはこちら…

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抗生物質と耐性菌

2月12日は「ペニシリンの日」だそうです。 普段医療に縁のない方であっても、ペニシリンという名前はご存知だろうと思います。細菌感染症に対する特効薬として、20世紀最大の発見の一つと言われています。 ペニシリンを最初に発見 … 続きはこちら…

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救急医療の現場での戸惑いと憂い

先日、静岡県磐田市の病院の救急外来で、医師が患者の父親に対して「クソ、死ね」という暴言を吐いて口論となり、その模様が「You Tube」という動画サイトに投稿されて話題になっているという記事が共同通信社から配信され、新聞 … 続きはこちら…

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なるほど、そうだったのか

最近読んだ本の中で、常々私が疑問に感じていたことに対してある程度の答を与えてくれたものがありますので、皆さんにもご紹介したいと思います。 まず矢部宏冶著「日本はなぜ、『基地』と『原発』を止められないのか」(集英社インター … 続きはこちら…

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不眠と睡眠薬の話

あけましておめでとうございます。良いお年をお迎えになられたでしょうか。初夢はご覧になりましたか? 「一富士二鷹三茄子」と言いますが、皆さんの夢はどのようなものだったでしょうか。 ぐっすり眠って縁起のいい夢をみることができ … 続きはこちら…

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予防接種の話

人間のからだは巧妙にできていて、細菌やウイルスなどの病原体が体内に侵入するのを防ぐ仕組みがあり、それを免疫と言います。 簡単に概略をご説明します。 病原体が体内に侵入すると、マクロファージと呼ばれる細胞や樹状細胞などが集 … 続きはこちら…

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学会への参加

10月31日から11月2日までの3日間、大阪で日本血液学会総会・学術集会が開催されました。毎年秋に各地で開かれ、今回で通算76回目となります。正会員が7,100余名で、そのうち6,000名ほどが参加したとのこと。私も2年 … 続きはこちら…

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安楽死と尊厳死

ブリタニー・メイナードさん、29歳が、予告通り11月1日に自ら死を選んだことが報道されました。米国オレゴン州の自宅のベッドで、家族に囲まれ、医師から処方された薬を飲んで、安らかに息を引き取ったとのこと。 テレビや新聞など … 続きはこちら…

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病院祭にお出でいただき、ありがとうございました

10月25日の病院祭、お蔭様で大盛況でした。天候に恵まれたこともあり、来場者数は1,350名で、過去最多となりました。お出でいただいた皆様に心より御礼申し上げます。様々なイベントにご協力いただいた方々に、感謝申し上げます … 続きはこちら…

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自然の力

長野・岐阜県境にある御嶽山が9月27日昼頃突然噴火しました。紅葉の見ごろということで、大勢の登山者があり、頂上付近には250名ほどの人がいたとのこと。テレビ画面には噴煙が立ちのぼり、ものすごいスピードで登山者に迫って来る … 続きはこちら…

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医療技術の進歩と人間

オーストラリア人夫婦がタイで代理出産を依頼、生まれた男女の双子のうち、健常の女児のみを引き取り、ダウン症の男児の引き取りを拒否したという報道が話題を呼びました。 また、出生前診断で異常がみつかると、97%の人が中絶してい … 続きはこちら…

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チーム医療の話、再び

台風の影響で2日遅れで始まった夏の高校野球甲子園大会は、大阪桐蔭高校の優勝で幕を閉じました。新潟県代表の日本文理高校は惜しくも準決勝で敗退しましたが、堂々たる戦いぶりで、見る者に感動を与えてくれました。 その日本文理高校 … 続きはこちら…

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患者会のご案内

ほぼ全ての人がいつか何らかの病気になるとは言っても、実際に病気になるとどうしていいかわからずあたふたするというのが実際のところでしょうか。 病気にもいろいろあります。たとえばかぜのように、一時期はつらいけれど、放っておい … 続きはこちら…

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死を学ぶ、死を教える

ヒトには寿命があって、いつか必ずお迎えが来る、そしてほぼ全てのヒトが何らかの病気に罹る…、考えてみれば当たり前のことなのに、多くの人はそのことに触れたがりません。自分だけは死なない、自分だけは病気にはならない、多くの人は … 続きはこちら…

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病院ボランティア

もう30年くらい前になりますが、私が研究者として米国に留学していた折、当地の病院を見る機会がありました。病室が広くゆったりしていること、個室と二人部屋が基本で、日本のような大部屋がないことなどの施設面での彼我の違いを感じ … 続きはこちら…

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足るを知る

人間の欲望には限りがありません。どんな欲を持つかは人それぞれでしょうが、人間としての一番の欲は、「不老不死」でしょうか。そのための薬を追い求めた秦の始皇帝の話は有名ですね。しかし残念ながら不老不死は望めず、人間には必ずお … 続きはこちら…

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東日本大震災の被災地を巡る

先日、連休を利用して、東日本大震災の被災地を巡って来ました。三陸鉄道北リアス線、南リアス線が全線開通したという明るい話題もある中で、現在の被災地の状況をこの目で見てみたいと思ったのです。 震災直後に医療救護班として出動す … 続きはこちら…

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混合診療について

日本においては基本的には国民皆保険制度のもと、いつでもどこでも比較的安い自己負担で(原則3割負担)、ある一定レベルの医療を受けることができます。ただ、これはあくまでも保険で認められた医療についてであって、保険で認められて … 続きはこちら…

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保険診療と消費税

この4月から、消費税率が5%から8%にアップしました。来年秋にはさらに10%まで上がる予定です。皆さんの中には消費税が上がる前に家や車や大型家電など高価な買い物をされた方もいらっしゃるのではないでしようか。 消費税は平成 … 続きはこちら…

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気分一新

看護師不足のために西3階回復期リハビリ病棟を一時休眠せざるを得ず、市民・村民の皆様には大変ご迷惑をおかけしましたが、この4月より新人看護師および他病院からの応援を得て、再び元の状態に戻すことが可能となりました。脳血管疾患 … 続きはこちら…

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皆さんにも読んでいただきたい書籍

 私は週に1回は本屋に足を運び、医療関係の書籍を中心に、おもしろそうな本を購入します。なかなか全部は読み切れず、自宅や病院長室の机上にツンドクになっているものもあるのですが、できるだけ時間をみつけて読むようにしています。 … 続きはこちら…

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医学雑誌への学術論文の掲載

 私達人間も含めて、高等動物の身体はたった1個の受精卵に由来します。つまり1個の細胞が分裂・増殖して様々な臓器・組織をつくり出すのです。ですから受精卵は万能細胞ということになります。  かつてはいったん分化・成熟した細胞 … 続きはこちら…

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病気と偏見

 皆さんは「キャンサーサバイバー」という言葉をご存知ですか? 「キャンサー」は「がん」のこと、「サバイバー」は「生き残り/生存者」のことで、直訳すれば「がんで生き残った人」ということになります。つまりいったんがんという病 … 続きはこちら…

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回復期リハビリ病棟の一時休眠について

 日頃地域の皆様に当院をご利用いただいていることに対しまして、心より御礼を申し上げます。当院は救急医療とがん医療を中心とする急性期病院ではありますが、同時に脳血管疾患や整形外科的疾患の患者さんが、病状が落ち着いた後にリハ … 続きはこちら…

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療養環境と差額ベッド

 生活の場としては我が家に勝るものはありませんが、病気やけがで入院を余儀なくされ、暫くは病院で過ごさなければならない場合も出てきます。そんな時、皆さんはどういう環境で過ごしたいと思われるでしょうか。  かつての病院は6床 … 続きはこちら…

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白衣雑感

 医学部の学生時代、臨床実習に際し、「患者さんの前に出るときは、ネクタイを締めて白衣を着なさい」と言われ、そういうものかと思ったのですが、医師になって実際の臨床現場に出てみると、ネクタイで首を締め、コート型の白衣で身を包 … 続きはこちら…

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